・羽毛の特性
羽毛と言えば?と質問された場合、まずふかふかしていて、暖かい!といった事が思いつくと思います。
今回は、一般的に言われている羽毛の特性について、こうした点も含め何点か挙げてみようと思います。
・保温性 羽毛自体、熱伝導率が小さい上に、熱伝導率の極めて小さな空気を多く含むので、暖かい空気と冷たい空気との熱交流を遮断し、布団の外側の冷気を通さない性質を持ちます。
・弾力性 羽毛は放射状の形をしているため、羽毛同士が互いに絡み合うことがなく、小さな力に対しては柔らかさで対応し、大きな力に対しては弾力性を発揮します。
・透湿性 羽毛は水分や湿気を吸収する度合いが高く、同時に拡散、蒸発させる度合いも高いので、発汗しても蒸れを感じることが無く、乾燥させると残留水分や湿気を短期間で発散させて元の状態に戻ります。
・かさ高性 空気を多く含むため、容積に比べ、重量が圧倒的に軽いのも羽毛が布団に使用される所以です。寝ている間に羽毛が膨張し、さらにかさ高が増したりもします。
・圧縮回復性 羽毛の小羽枝にはお互いに反発し合う性質があるため、畳まれたり、外側から力が加わって圧迫されても、その力を取り去れば瞬時に元の状態に戻る性質があります。 布団用語集・辞典トップへ戻る |