・ダウンとフェザー 採取方法ー機械摘みと手摘みについて
ダウンやフェザーの採取方法には、機械摘みと手摘みがあります。
機械摘み(マシンピック)の場合には、機械で一気に刈り取り、採取後にダウンとフェザーを選別します。
手摘み(ハンドピック、ハンドプラッキング)は生きているグース(鵞鳥)からダウンのみを丁寧に採取し、お布団に使用します。
また、手摘み(ハンドピック、ハンドプラッキング)は年に2〜4回ほど行われます。
羽毛を採取するグースは12〜14週間で成熟します。そして、最初のハンドピックから6〜7週間経過すると、再び羽毛が生え揃います。
1回目より2回目、3回目のほうがグースも十分に成熟しているので、品質のいい羽毛が採取することができます。
手摘みの場合には、機械摘みに比べてダウンの損傷が少なく、よりかさ高の優れ、弾力性に富んだ上質のダウン・フェザーを採取することができると言われています。
ただ、生きているグースの羽毛をハンドピックするのはなんだか可哀そう、残酷では??と思われる方もおられるかと思います。
ですが、成熟していればダウンやフェザーの根元は乾いており、毛並みに逆らって撫でるだけでも羽毛は採取できます。
このため、十分に成熟した羽毛のハンドピック、手摘みは、羊毛の刈り取りと同様にグースに苦痛を与えることはありませんのでご心配なく!
最後に、ご購入時の参考として一般的に手摘みの表示のないものは、機械摘みであろうと考えて良いでしょう。 布団用語集・辞典トップへ戻る |