・ダウンとフェザーについて。羽毛布団の元になる羽根の種類
鳥から得られる羽毛布団の元になる羽根には、ダウンとフェザーの2つのタイプがあります。
ダウンは鳥の胸毛にあたり、タンポポの綿毛のような形状の羽根で、別名"ダウンボール"とも呼ばれています。
空気のように軽く、やわらかく、保温性に優れています。
空気をたっぷり含み、かさ高性にも優れ、透湿性をも持っています。
ただ、一羽の水鳥から採取出来るダウンの量はフェザーに比べると非常に限られています。大体1羽あたり、10〜20g程度しか取れないんだそうです。
そのため、たった一枚の羽毛布団を作るのに、120〜150羽の水鳥が必要になります。
動物愛護の観点からすると、残酷じゃないかと思われるかもしれませんが、ご心配なく!!水鳥から羽根のみを取るのではなく、食用としても愛される水鳥ですから、無駄なく利用させていただいている訳ですね☆
そして、もう片方のフェザーとは真ん中に固い軸がある羽根のことをいいます。
また、6.5cm以上のものをフェザー、6.5cm未満のものをスモールフェザーと言って区別し、寝具で使われるものはほとんどがスモールフェザーです。
保温性はダウンと比べて、あまり高くありませんが、通気性がいいので主に暖かい季節の肌ふとんや枕に使われています。
羽毛ふとんの素晴らしさ品質の高さは一般的に、このダウンがどれくらい含まれているのか?によって決まるんだそうです。 布団用語集・辞典トップへ戻る |